読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

山屋再開

還暦を向かえて「そこに山がある」ことに気付く

一度は訪れたい雪の上高地に行ってきました

週末、雪に覆われた静寂の上高地を楽しんできました。関西からは距離がありますので、午後9時に集合し高速を飛ばして、沢渡駐車場に午前3時に着き、夜明けまでテントを張り仮眠を2時間ばかりとりました。

調べると”冬の上高地”を楽しむのは日帰りか、小梨平でのテント泊が基本のようです。今回は、徳澤まで足を延ばし”スノーシューorわかん”で、”おしゃれな上高地”を楽しもうという試みです。

朝起きて、ここに足湯があるとこが分かり、早速、テントで冷えた身体をほぐしてもらいました(笑)。トイレも暖房が入っていて、いろいろと有難いです。

上高地に入る釜トンネル内は、ヘッドライトがいりますが、アイゼンは使いませんでした。しかし、上高地に入ると、路面は凍結しているので”軽アイゼン”は必携です。

夏の喧騒が嘘のように行き交うハイカーも多くありません。

雪を頂いた穂高が現れるとウキウキしますね。青い空と白い雪はコントラストがハッキリとしてて綺麗です。

風がないと逆さ明神が湖面に写るのでしょうが。

上高地バスターミナルも一面の雪景色です。

穂高とは反対側に目を向けると白い焼岳を望むことができます。

小春日和のような快晴に恵まれたので、まったりと山に魅入ります。

河童橋から奥は、スノーシューを履きました。小梨平を経由して明神館までは、左手に明神岳に岩稜が左手に見て取れます。

ここから先に行く人は少ないです。今回はテントを担いで徳澤まで行きます。

徳澤手前で風の強い箇所があり、きれいな雪紋が観れました。

テント場に到着しました。夏は綺麗な緑の草原ですが、冬は雪の平原です。テントは他に1張あるだけで、貸し切り状態です。

f:id:ohdebara:20170305064155j:plain

徳澤の夜は、星空が綺麗でした。そして、明神岳のモルゲンロート、これはテント泊したものの特権です。

(点描)

「雪の上高地の知らずして、日本の冬を語れない」と言ってました。原風景かどうかは分かりませんが、一度は訪れたい”絶景スポット”です。

堂満中央稜堂満で雪山クライミング

2月4日先週に引き続き、比良山系の堂満ルンゼに入りました。雪の状態は新雪が少し降り、大きく変わりません。前年、同じルートを雪がなく敗退していますので、今回は雪があり期待できます。また、このルートは、崩落が激しく”雪”がないと登れないバリエーションになります。

先行パーティが入っていたのでトレースがしっかりとあります。

目的の稜線は、堂満ルンゼの左側にあります。3名のパーティーで30mのWロープを使用しました。1ピッチ目をクリアして、カムを使わないと登れない2Pに向かいます。

2Pが核心かと思われたのですが、雪が多く直登ルートが取れました。ここには古いハーケンが何本か残置され、スムーズに通過。年によって難易度が変わりますね。

 

この後、4ピッチほど登るのですが、ガレ場の次に出てくるチムニーが曲者でした。氷と手がかりがなく苦心します。おまけに、上げたアイゼンの歯にシュリンクが絡まりアクロバットな脱出姿勢をとらないといけない羽目になりました。(写真ありません)ここが核心部ですね。

トレースがあるお陰で稜線部のラッセルもなく午後4時過ぎに堂満岳頂上に着きました。びわ湖が一望できる絶景ポイントです。ゆっくりしたいのですが、時間も遅いので、下山は堂満ルンゼを下りました。”シリセード”で時間を稼ぎ、なんとか無事下山しました。

雪のバリエーション、天候や条件に左右されますが面白いですね。

 

雪山搬出訓練に参加しました

週末、堂満ルンゼ(比良山系)下で所属団体のレスキュー訓練に参加しました。雪山に入る上で、雪崩の危険性は知っておくとともに、もしもの時のために”仲間を救出する”方法を学ぶのが目的です。

まずは、ビーコン探索から実地練習をしました。異なるメーカーの機種毎の電波特性、誤差、複数人の探索方法から始まり、素早く埋没者を発見する訓練。机上や簡単な練習はしていましたが、具体的に想定されるケース演習は、リーダーの判断と的確な行動が求められることを実感しました。2次災害を防ぐこと。5分、できれば3分で”仲間を救う”行動は何をすればいいのか?少しイメージできたかと思います。

プルーブの使い方も、知ってるつもりが・・・。

写真がないのですが、私、手を挙げて実際に”雪の中に埋まりました”。わずか25センチの厚さですが、胸部が圧迫され息が苦しかったです。雪は想像以上に重たい!また、雪の中は温かいのですが、外部に出すと急速に体温が奪われます(これも実感です)。また、低体温症対策のためにツェルトを有効に使う方法も学びました。

次に行ったのは搬出訓練です。低体温に対応したラッピングとストレッチャーを使った搬出方法について。

ツェルトでの梱包では、ロープワークの復習と新たな結び方を学びました。が、名前を忘れてしまった(シープシャンプと判明)。

3回繰り返したので、身体で覚えたか?

急斜面での引き上げ技術としての”3分の一”システムの演習です。ここでは、レスキュー隊のギアを使ったので、”簡易版”とは違い重量は感じません。

さて、平地での演習を終え、翌日はルンゼまで足を運び、雪崩後のデブリで搬出訓練です。

弱層テストも、いろいりと確認。

動画撮ってます。

急斜面での引き上げ。自己確保して、システムの確認などを声掛けしながら行いました。急斜面の引き上げよりも、麓までストレチャーを運ぶのが”重労働”です。ここでも、いろいろなロープワークを確認できました。

実際に救援活動をする場合、レスキュー技術を習得していない人は手が出せません。一刻も早く、仲間を救うスキルは山登りの技術の一つとして大切です。

御在所・藤内沢は雪が多かった

2月22日(日)御在所に行きました。藤内沢を詰め、アイゼン、ピッケルワークの習得が目的でした。が、今年は雪が多く、予定していた”氷にアックスを打込む”シーンはなく、ラッセル気味の山行になりました。

藤内小屋で装備を装着。休日で天候もよいので、沢山の方と出会いました。

青空がまぶしく、サングラスも装着です。出迎えてくれた”ウサギの耳”何時か登りたい。

積雪が想像以上です。

ここで小休止して、左手の沢を詰めていきます。

アイスがないのでつららで遊びます。

高度を上げると雪もパウダー状になり、さらさらと流れていきます。結果、雪のお陰で藤内沢は予定時間よりも早く登り終えました。うーん、また来年に期待します。

 

うまい具合に?、同じ会のメンバーが上でアイスクライミングの練習をしていましたので、ロープを借りて氷壁を登らしてもらいまいした(^_^)

関西では数少ないアイスクライミングの練習の場。順番待ちができるほど人気でした。道具の進化で面白いように氷瀑登れます。また、新たな道に・・・。

 

樹氷が綺麗な高見山にハイキング

1月15日(日)この冬一番の冷え込みで、神戸市内でも積雪を観測する天候となりました。前日まで行くか悩んだのですが、リーダー判断で決行。結果は綺麗な樹氷に会え、雪山を満喫するハイキングとなりました。

年末に藤無山に行ったのですが、この時は雪はなく、アイゼンもワカンも出番がありません。今回は、麓で積雪を観測しなかったのでワカンは持参せず。アイゼン+ストックでの歩行です。

5合目あたりで足元が不安になり、アイゼン装着。

しばらく行くと、樹氷が見えてきました。

稜線にでると流石に風も吹き体感温度は急激に下がります。その代り、モノトーンの世界が広がり、雪山ハイキングの醍醐味を味わうことができます。

高見山は最寄りの駅から”樹氷バス”が出るほどに有名な場所。今日も、沢山の人で賑わっていました。小さな子供連れの方も居られ、みなさん達者です。

頂上の気温は氷点下10度以下、強風が吹いていましたので体感温度はかなり低かったと思います。1週間前の八ヶ岳の方が温かかった?

ワカンの出番はなかったものの、アイゼン+ストックで4時間ほどハイキング。厳しい環境ですが、樹氷、エビのしっぽなど、雪山でないと見ることがない世界を楽しむことができたと思います。

下山は”たかすみ温泉”を目指して、途中からコース変更しました。

途中に、高見杉があります。

雪山ハイキングとして、絶好のトレーニング環境でした。今年は、これから雪が期待されますので楽しみです。

南八ヶ岳・赤岳の雪山入門コースを歩く

1月6日から8日にかけて雪の赤岳に登って来ました。所属している会の”雪山入門山行”の一環です。アクセスを考えて、神戸を夜9時前に車で出発し、麓近くのキャンプ場で仮眠したのですが、これが、”寒い”。体が慣れてないせいか、仮眠でしたので防寒対策をしっかりとしなかったためでしょう。それでも少し横になるだけで楽です。

今年は雪があると期待したのですが、少ないので”ワカンとスコップ”は車にデポすることにしました。

1日目は美濃戸口から行者小屋まで歩き”テント場”で鍋パーティーと体を慣らすスケジュールです。時間はたっぷりありますので赤岳鉱泉に寄り道。

アイスキャンディーは誰も登っていません。これ見るとアイスクライミング憧れます。何時かは大同心、小同心を冬季に登ってみたいです。

赤岳鉱泉の温度計は氷点下を指していなかったので、気温は高めです。

陽だまりでランチにしました。ここのテラス、気持ちいいです。

冬季でも営業している小屋があるのがいいですね。今回はテント泊なので手続きを済ませて、”鍋パ”の準備に入ります。テント場を均すのに”スコップ”を持参すればよかったと後悔したのですが、小屋に借りることができました。水場も流水があり、雪を溶かすこともありません。もちろん、トイレもあり快適なテント場です。

食担がいろいろと知恵を出してくれて楽しい夕食タイムでした。お腹も一杯になり、夜はしっかりと防寒対策もしましたので、寒さを感じることもなく”ぐっすり”と眠ることができました。

2日目は目の前の赤岳へ、文三郎尾根ルートでピークハントです。天気予報では下り坂で、昼から崩れ”雨”が降るかも?とのことです。焦る気持ちは沈めて、ゆっくりと高度を稼ぎました。

強風の吹き荒れる稜線を予想していましたが、烈風は吹いていません。

会の別の2パーティーが、同じ時刻、阿弥陀岳中央稜、南稜を登っています。無線で定期交信して状況の確認をします。

トレースもしっかりとあるルートをアイゼンを効かせながら登ります。

景色を期待せずに登りましたが、遠くに富士山も見えます。

頂上では360度の景色をほぼ無風状態で楽しみました。こっれはラッキーです!

下山すると”雪”が降り出しました。この後、信州は猛烈な積雪になり中央道は閉鎖。帰神の足に影響が出ました。タイミングですが吹雪くとしばらく”沈殿”しないといけませんので、仕事の休みを利用して登る場合、天気の見極めは大切です。

木曽駒ケ岳で雪山訓練

12月11日中央アルプス木曽駒ケ岳に行ってました。1月にある八ヶ岳の予行演習です。11月27日に一旦計画されたのですが、その時は天候が悪く中止、2週間後のリベンジとなりました。この間、木曽駒は、積雪もあり根雪の付いた”厳冬期”の様相になっていました。

神戸から車で前日に麓の駐車場に入り、テン泊で朝一番のロープウェイで標高2,612mの千畳敷へ。冬山真っ只中です。麓から雪雲のかかる山を見て、今日は厳しい山になりそうな予感がしました。青空は望めません。稜線部は強風、烈風かも?

早速、乗越浄土までの急登に取り付きます。木曽駒までのピストンの予定ですので、今日一番の”登り”になります。キックステップで高度を稼ぎ、ハッキリ分かるトレースを壺足で歩きます。足もとの夏道は埋もれて見えません。雪は柔らかく、トレースを外すと膝まで足が埋まります。
勾配がきつく成り、雪もしまってきたところで、アイゼンをはめました。

雪崩が発生しそうな宝剣方面の山、よく見るとルンゼにトレースの跡があります。何時か登れる時が来れば挑戦してみたいと思ったり。

稜線にでました。風はそれほどでもないか?

「海老の尻尾(えびのしっぽ)」

宝剣山荘を過ぎたあたりから、風が強くなってきました。足もともアイスバーンです。

完全装備に身を包み、強風に飛ばされそうになりながら、一歩一歩、頂上を目指して歩きます。聞こえてくるのは、風の音、軋む金属音、そして、自分の息だけの世界です。

木曽駒登頂後は、天候もあり宝剣方面には向かわず。急斜面でのアイゼンワーク、アンザイレンでの危険個所通過、滑落停止などの確認をしました。前日は天候もよく、快適な山容だったの聞きます。今回は一転して荒れた天候になりましたが、良い訓練ができたと思います。冬山は厳しく判断を間違うと危険です。

下山後は、温泉に浸かり、ソースカツ丼で冷えた身体を温めました。