山屋再開

還暦を向かえて「そこに山がある」ことに気付く

甲斐駒・仙丈へテント泊

7月最後の週末を利用して、所属会のメンバーと南アルプスの名峰に挑戦してきました。泊まりは北沢峠にある長衛小屋テント場。荷物はデポして最小限の装備で往復するスタイルです。

事前の天気予報では山頂は雨模様で、ヤキモキしましたが上手くズレてくれました。

テント設営後、早速甲斐駒に向けて歩き出します。久しぶりのアルプスに気分も高揚し、いろんなものにカメラを向けます。見返すと、お花が綺麗です。

オトギリソウ

アプローチは南アルプスらしい苔が付いた森林の中を抜けていきます。程なくすると仙水小屋。南アルプス天然水で一息つきます。(まろやかで美味かった)

ガレ場が現れます。

やっぱり、花が気になります。男性ぽいイメージの甲斐駒ですが、仙丈に比べて多くの花に出会いました。

ゴゼンタチバナ

シャクナゲ

稜線にでると明日登る仙丈の姿が、雲の間から見えます。視界が晴れると、疲れた足も元気を取り戻してくれます。

そうこうしていると、甲斐駒の雄姿がガスの合間から現れてきました。

メンバーの力を考えて直登ルートは選ばずに、摩利支天側を迂回しました。

この2峰、対照的な山です。

山頂に上がると頭上は晴れていますが、視界は雲の中で開けていません。

下山途中に全容を少し見せてくれました。

夜、テント場からは綺麗な星空を観察することができました。

さて、翌日朝、空を見上げると「晴天」を保証したかのような青空。前日のアプローチとは違い爽やかな高原の装いです。

木立の間から昨日登った甲斐駒の姿が見えます。

 南アルプスの女王と称されるのですが、お花は多くありません。

これは北岳ではないですか?

稜線にでると、富士山、北岳間ノ岳と標高1位、2位、3位とTOP3が揃い踏みしてくれています。

チングルマもこの時期は姿を変えています。

仙丈ヶ岳頂上までは気持ちのいい稜線歩きが続きます。

 

雲の上の360度展望。

久しぶりのアルプスは魅力的でした。対照的な山群がその魅力を見せつけてくれます。間違いなく両峰はセットで挑戦するのがいいですね。

鈴鹿・元越谷で沢登り

沢登りにはまっています。今回(7月24日)は6月に流れた「沢登り入門」のリベンジで元越谷に入渓。初めはなだらかな河原歩きからスタート。いきなり激流の沢に入るのではなく「心を落ち着かせ」、「周りの環境に目をやる余裕」を与えるようなプロローグです。

流れも穏やかで「入門」にピッタリの沢です。天気も良く、水温も低くありません。これからが楽しみです。

上流に進んでいくと大石が転がっています。いい感じです。

堰堤の高巻きをしながら徐々に、川の様相が変化していきます。

へつったり、泳いだり、全身ずぶ濡れになって沢遊びに興じます。

鈴鹿の沢も水の色は綺麗です。泳きたいのですが、体力を温存しておかないと、次に出てくるステージをクリアできません。

シャワークライミング

どんどん進みます。

滝が現れます。

ここは直登せずに、高巻きます。ロープを張って確保しながら登りましたが、浮石が多く、落石、滑落の危険が高いところでした(写真がなくで残念)。ホットしたところで昼食をとり、再開。

小さな滝をクリアしながら、

大滝に辿り着きます。
20名での遡行でしたので、沢を最後まで詰めることができず、下山となりました。途中でヒアリとする事態や思いもしないトラブルもありましたが、大事に至らなかったことは幸いと言えます。

そう、人は自然の前では小さな存在です、謙虚でないといけません。しかし、手を携え、肩を寄せ合うことで、時に牙をむく猛威に対峙するころができると思います。
沢登りは、未踏の地や極地の探検ではないのですが、一般道でないですし、特殊なフィールドですので危険度が上がります。始める前に、クライミングを初め基礎的なスキルとともに、危険を回避するセンスを磨いたほうがいいですね。

とは言え、行く度に「面白い」と感じますし、皆が”笑顔”になっているのが分かります。

帰りは、近くのカモシカ温泉でサッパリと一日の疲れを落としました。

www.kamoshika-yado.com

天女の花オオヤマレンゲに会いに八経ケ岳へ行く

昨日、大峰・八経ケ岳に登ってきました。お目当てはこの時期だけ咲く”オオヤマレンゲ”を見るためです。

近くでテント泊をして6時過ぎに登山口を出発。この日の天気予報は雨予報で、前日までどうするか?判断が難しかった。できるだけ早く登ってしまい、下山時の雨は覚悟。
取付きの行者還トンネル西口の駐車場は、他府県ナンバーの多くの登山者でにぎわっていました。


この橋を渡るよりも、下の川を渡渉したほうが安全な気がする。

稜線の奥駈道までは急登です。喘ぎながら登ると目線にいろんな草花が入ってきます。

秋に咲く”ヤマジノホトトギス” 二輪咲いていました。

これは何か?オオヤマレンゲではない!

小一時間で稜線部に、今日の登りの山を越えたと思うと足が軽くなります。

これは何?

これはバイケイソウだな。

ギボウシ

いろんな花に出会いながら進むと、理源大師像が座ってました。この像、ネットでは触ると雨が降るとか?それを注意する先に、同行のメンバーがタッチしてしまいました。この後、雲行きが怪しくない、少し雨に見舞われます。

最後の登りは、湿った木部が滑りやすいので、足元を注意しながら。

霧の中に建つ弥山小屋。チップ制のトイレがあり、助かります。

さて、お目当てのオオヤマレンゲは?

八経ケ岳近くの、保全地帯で出合ました。

まだ蕾?早かったか。

あれ、枯れてる!今年は無理かと思ってると

咲いていました。山頂部でやっと会える”オオヤマレンゲ”、調べると、天女の花と言われ、修験者たちや一部の登山家の目にしか触れることはなかった幻の花だそうです。

今回は、”近畿最高峰1915m+世界遺産+幻の花”が楽しめた山でした。

コバルトブルーの大峰・前鬼川を楽しむ

今年は、まだ高い山には行けてません。その代り、沢登り楽しんでします。と言っても沢は始めたばかりで、今回は2回目の初心者です。
前鬼川は、大峰釈迦ヶ岳の麓にある川で、沢難易度1級です。前回同様入門レベルですが、本沢川とは違いました。

スケールが倍増しています。沢の色は前回ほどの鮮やかさはないかもしれません?例年より水流が多く、水の色も白い水しぶきで”薄く”感じられると経験者が話していました。


でも、十分コバルトブルーだと思います。
川の規模が大きくなった分、沢登りの技術がいろいろと試すことができました。まずは、水流が強く流されそうな場所は「横列スクラム渡渉」でクリア。仲間と肩を組むシーンは振り返ると多かったです。一か所、「押しくら饅頭式」で中央突破した箇所もありました。

滑る岩場を越えるのは、ザイルを張り ”クレムハイスト”で確保しながら登ります。

激しい流れの渡渉も、ザイルで確保して。


そして、足の立たない淵は「ザックピストン法」で泳ぎました。沢登りの技術習得にはもってこいのフィールドです。(私は初心者なので、いつもセカンドで確保してもらっています。)

”2段10mの滝”の高巻きからの下降も、ロープを出して「懸垂下降」。岩登りの基本スキルが結構いります。

結果、前回よりも時間をかけて沢登りを楽しむことができました。


可愛いイモリに出会ったり、


カエルやマムシと顔を合わせたり、

もちろん、滑ったり、泳いだり。今回も大満足の体験でした。そして、大人の水遊びである沢登り。3回目の予定入れて、はまっています。

下山後は「上北山温泉 薬師湯」に浸かり、さっぱりしたのですが、調べると多くの温泉がある地域です。沢もそうですが、山登りももっと楽しめそうなエリアだなと思っています。

 

ルバーブジャムを作りました

新しく「家庭菜園」カテゴリーを設けました。山ヤネタではないのですが、標高370mの場所で無農薬栽培を楽しんでいます。山に行かない週末?に、鍬を持つ時間などないのですが、手をかけずとも育ち、実を付けてくれます。山同様、自然の恩恵に預かっています。
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ルバーブです。ご存じない方が大半だと思います。
ホームセンターで偶然苗を見つけて、2年越しの収穫です。日本ではなじみがありませんね。上手く育つか分からなかったのですが、見事に育ってくれました。

何故、ルバーブか?

遠い昔、大田愛人が「辺境通信」で触れていたのが印象に残り、憧れていたのです。スーパーで見かけることもなく、何時しか忘れていたのを、ふとした出会いから想起させくれました。

ネットを検索すると出てきます。(「辺境の食卓」という本のようです)

(以下引用)
「辺境即前線(フロント)を証する椊物(植物)、珍種ルバーブを発見しま した。以前に軽井沢ルバーブのジャムを食べたことを書きましたが、日本でほとんど栽培されない欧州原産の食用大黄とよばれる大柄なタデ科の椊物(植物)は、独特 の香りと酸味をもってジャムにもってこいの逸品で、早速根株を分けてもらって移椊(移植)しました。どうやら軽井沢野尻湖の開拓者ダニエル・ノーマンが日本に もってきたものらしく、ミセス・ノーマンがジャムにしてよくご馳走してくれたと先輩の牧師たちがいっておりました。《「肉食の異人さん たちにとって、ルバーブは上思議な魅力を持っているのがよくわかる。・・・中略・・・肉 を食うことをマネして、ルバーブの消化力に無知な食事文化、酸味を甘味で調和させる知恵、便秘の妙薬、はては快食快便、ニキビに特効と、まるで『辺境通 信』の広告欄である。-太田愛人著「辺境の食卓~野尻湖から~(ヨルダン社刊 1976年)-

www.nerunokoya.com

 

ここにあるように、日本には明治のはじめに入ってきてショクヨウダイオウ(食用大黄)の和名もあります。薬効があり、おなかに良いようです。しばらく朝食のパンのお供にします。

*1週間後の感想、「美味しいです」、すっかり、朝食の友になっています。ルバーブは1株あれば、次々に葉が茂ります。簡単にジャムができますし、なぜ、一般化しなかったのか?不思議です。

五感で感じる沢歩き(本沢川・黒倉又谷)

先週、沢初心者の私が行ってきました。初体験です。天気予報は雨続き、前泊の道中も雨が降り、車のワイパーが振れています。車中、前年初体験をしたメンバーの話しを耳にするとガダガダ体が震えるような経験をしたとか。初心者の私は正直ビビッています。翌朝テントから顔を出すと、雨降ってません。手際よく朝食をとり、準備を済ませて、車で移動。いよいよ”沢登り”です。駐車場の傍を流れる沢の音を聞くと、ワクワク感が増してきました。体操をし、装備を整え準備万端です。SLを先頭に、本沢川に入渓。いきなり渡渉、沢の水は冷たいのかと思ったら想像とは違ってました。この後、ゴーロ歩き、徒渉、へつり、河原歩き、低い滝登り、高巻き、ヤブ漕ぎと一通りのメニューが次から次と登場。座学で習ったのと、資料で見た通りです。特に、忍者のようにすり足で水の中を歩くイメージは、体験してよくわかります。流れの抵抗をかわすイメージですね。また、沢靴は確かにすべらないです。沢に入り気づいたことは、時間の割に距離が伸びないことです。遡行図を見て位置を確認するのですが、「まだ、ここなのか?」と登山道とは違う感覚を味わいました。さて、本沢川ですが早い段階から微かに硫黄の匂いがします。遡行していると、ところどころに暖かい水が流れ落ちてきました。この出会いは、冷たい沢水との格闘にコントラストを与えます。何度かの”温泉”に遭遇する喜びを演出しながら、最後に、白い湯の花の湯に出会いました。全身は無理でも冷えた体を沈めると、緊張した気持ちをほぐしてくれます。この緩急が”楽しい遡行”を印象付けています。”五色の湯”と言うそうです。確かに何箇所の湯口に色がついていました。

ここで、黒倉又谷にルートを移し、遡行図にある”60mの滑”を目指します。最初の廊下帯は無難に右岸を巻きます。が、これが結構な距離でルートファンディングともども時間を要しました。初心者の私は「沢入門」にしては厳しいぞと思っていると、危険個所にはロープが貼ってあり、訪れる人がいるのだと何故か安心してます。

沢に降りると、綺麗な滑の連続帯が現れました。ここはウオータースライディングするしかないでしょう!楽しかった沢入門もここで、昼食を取り、引き返しことになりました。が、帰りもこの”綺麗ななめ滑”を見ると、スライディングせずにはいられませんね。

あっという間の沢入門でした。気が付くと青空が広がり、メンバーの顔はほころんでいます。私の気持ちも”プラスの方向に針が振れていました”。多くの方が沢の魅力を語っていることが実感として肌に感じられた一日です。

 

テント泊をして中蒜山・上蒜山を縦走

夏山山行の練習を兼ねて、会で岡山・蒜山にテント泊体験に行ってきました。都会は真夏日になるほど気温が上昇する中、リゾート地にあるテント場は心地よいそよ風の地です。違うタイプのテントの張り方、撤収の仕方を何度か練習します。細かい注意点が受け継がれいて、チームワーク良く行動することを学びます。「ソロテントが流行る中、会の例会では4人、6人での利用が前提です。そして、テント泊ということは、シュラフ使用でのテント場での過ごし方も体験します。

24名の団体ですので、”ご近所”にはご迷惑をおかけしますと、挨拶をしっかりといたします。断っていればいい訳ではないので、早めにBBQ宴会を始め、時間を守って就寝です。

翌日は、中蒜山への急登から取り付き、稜線を上蒜山へと縦走しました。木漏れ日の中を歩くのは心地よく気持ちが良いです。

まだまだ、登りは続きます。この登山道、結構な急こう配で、汗が吹き出します。口から出る言葉に、「ソフトクリーム」、「風呂」の文字が増えてきました。

クサリ場が出てきたり

イワカガミに出会ったり

そうこうすると、急登が過ぎ、展望が一気に開けます。リゾート地に近いのですが、ハイカーにはあまり出会いません?登山道も整備されていますので、もっと注目されてもよさそうです。

イカリソウ

? よく知らない花にも多く出会いました。

中蒜山で一休み。思いのほか早く到着。

なかなか大山の姿が現れなかったのですが、上蒜山を過ぎたところで、最後に遠く臨むことができました。

秋には実が熟しているかな?

登山口まで、日の照りかえる尾根道を歩きます。

麓に降りるとそこは「牧場」でした。