山ヤ再開

山ヤ再開

還暦を向かえて「そこに山がある」ことに気付く

日本三大奇景の一つを登る 表妙義山縦走 1113m

10月30日から11月1日にかけて所属会のメンバー8名で、群馬県にある妙義山に行ってきました。日本三大奇景として耶馬渓大分県中津市)、寒霞渓(小豆島、香川県小豆郡小豆島町)とともに有名です。かねて、多くの岳人から”縦走難度の高い山“と話しを聞き、興味を持っていたからでしょう。妙義山は神戸から遠く、アクセスは車で片道8時間弱。2台の車で、運転を交代しながらのドライブです。

Webを検索すると「表妙義の縦走路には、数多くの難所があり、特に白雲山の奥の院の鎖場と金洞山の鷹戻しの頭周辺にある鎖場の難易度が極めて高く、 上級者のみの領域です。妙義山の特筆すべき点は、北アルプス南アルプス八ヶ岳などの岩稜と異なり、スタンス(足がかり)が少なく、あっても浅いため、鎖を全力で握り体を引き上げる必要があり、そのため腕力が次第に低下し、滑落事故につながるというところにあります。そのため、高い柔軟性と片腕だけで自分の体重を支えられる腕力があることが、このルートに入る条件と言ってもよいでしょう。また、鷹戻しの頭周辺では毎年滑落事故が起こっていて、ザイルなどの登攀用具の使用も必要と考えられます。」とあります。簡単なコースではないことが分ります。そこで、登山口にある”妙義神社“で安全祈願して、スタートしました。


登山等をスタートすると程なく鎖場が出てきました。全体を通じて、鎖も足場もしっかりとしています。

麓から見定めた“白雲山の「大」の字”の登り。

“辻”の分岐、“ここで引き返し判断をと注意喚起”されています。

奥の院で小休止。

“白雲山妙義大神”が祀られていました。

“30m3連鎖場”

“見晴”

ここの景色は絶品でした。”特に 裏妙義、その奥に浅間山榛名山が見定められます。

“ビビリ岩”への取付き。確かに、ビビル。

テーブルマウンテンのような荒船山”など上州の山々が広がっていました。日ごろ、六甲をホームグランドにする我々には、新鮮で奇怪な風景です。

”背びれ岩“ 両サイド切れ落ちています。

”顔面岩”

生憎「鷹戻し」以西は、登山道整備のため通行止めでした。

今回は、“堀切“から中間道に下り、石門巡りを楽しみ妙義公園管理事務所前の登山口に下山しました。

下山後知った情報ですが、登山道の整備は地元の山岳会の方がされてるとのこと、頭が下がります。