太陽と緑の道コース№20、24一部(山田池・シブレ山・川地磨崖仏・長坂山)
前回、シビレ山に登った時に地図上にシブレ山という似たような名前の山を見つけた。
調べると、シビレ山への道は神戸市の”太陽と緑の道”が最初にできた昭和47年にハイキング道として登録されていたようだ。また、近くにある山田池は、山田川疎水の一部で現役を退いている施設だが、歴史的な建築物と分かると見にいかないわけにはいかない。
2014年(平成26年)、淡河川疏水を包括する神戸市と稲美町の淡山疏水が国際かんがい排水委員会によるかんがい施設遺産に登録された。
神戸市バスで衝原へ
1時間に1本のルートで、乗客は数名おられたが終点衝原へは私一人の乗車でした。
有名な箱木千年家を見学しようと覗いてみたが、閉まっていた。
今日は、吞吐ダム(衝原湖)のサイクリングロードを歩いて、取り付きを目指します。
蝙蝠谷は人を寄付けない雰囲気
昔、よく覗いたクライミングエリアがこの谷の奥にあります。今は立ち入りが制限されていることと、老体にはここのルートは手強過ぎるので前を「通り過ぎる」ことに。
ここからの道もあるのかプレートを見ると、注意書きもあり、分かりやすくルート表示をしてくれている。ありがたい。
突然、アートです。
前から気になっている看板。撮影ポイントになるのだろうか?
裏六甲(北区)に人が来てくれると嬉しいので、期待大です。
山田池を目指す
ここが取付き。例の初期のルートとは付け変わっているようだが”太陽と緑の道”です。ただ、念のために調べると、”太陽と緑の道”としてのは現役ではありませんね。山田疎水の跡も探そうかと思ったが、空模様が悪かったので、回り道は次回にします。
ウラジロの壁。今日歩いた道端はこのような景色のところが多かった。
これが山田池。そして、周遊道が通れないようなのでダムの方に向かいます。冬は枯れ枝だが、緑の頃は水面はすぐには分からないだろう。
現役を退いているが、しっかりとした施設です。
左側は覗くと”怖い”ので、右寄りに歩きました?!
これは何か?後で、取水塔と分かる。
文字が良く読めません。
山田ダムではなく”山田池”です。
一応、反対側も覗いてみた。高いところ苦手です。
説明版がありました。読むと山田疎水ではなく、淡山疎水と地元では読んでいるのですね。
シブレ山へ
ここにも炭焼き釜の跡があちこちに残っていました。
山田池の周遊道も石垣が残っている。
ここから先は立ち入り禁止ですので、稜線に上がります。ヤブ漕ぎるーとです。池から稜線に出ると電波中継所の管理道があり、シビレ山の山頂まで通じていました。
3等三角点 点名:衝原 347.46m
シブレ山(痺の峰)
古来の山名は、「痺の峰(しびれのみね)・字名は南山」
山頂からの景色 西方面
北西方面
太陽光発電所を目指して木津方面へ
昔の記録を見るとお地蔵さんや東屋があるようだが、今日歩いた限りでは何もないようだ。山頂に電波塔が立っているので、信仰の対象ではなくなったのかもしれない。
”地蔵尊”は何だろうか?
木津方面です。ここもウラジロが茂る。
大林組の名前が見えます。
事前に調べると、
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20130820_01.html
大林組が太陽光施設を遊休地に設置しており、発電施設の設置面積は約18haとなっています。
先に紹介した山田の事業規模は全体で111haなので、今、目にしてるものとは比べものにならない。
裏六甲20 柏尾谷池・黒甲越・天保池・中山大杣池・志久峠 - 山ヤ再開
事業規模111haのメガソーラーがこの近くで計画されている。
2020/02/21 17:35
太陽光の設置は山をどのように変えるのか?確認したいと思っていました。
黒い施設がパネルです。遠くからしか確認できませんでした。風景を変える程のものではありませんが、地面は全面的に造成がされていますので、自然環境には影響があると思います。
反対側の山にも設置されています。この後、ハイキング道からは一切パネルを見ることはありませんでした。ここに太陽光施設があることを知る人は少ないだろうな。
マムシ注意です。
施設の周りはフェンスが張り巡らしてあり、歩く目線からは一切見ることができません。
環境に配慮したのか?目立たないように設計されている印象です。
川地磨崖仏
木津駅近くの顕宗仁賢神社(けんそうにんけんじんじゃ)には由緒正しい謂れが書かれていた。
神戸電鉄が足る。この線路は単線です。駅前にはなにも施設がありません。コンビニや食料品店を期待したのですが。
神鉄木津駅の東に川地磨崖仏があります。
この前の道は昔の街道です。
摂津・播磨の国境に近く、東播磨から鵯越を経て兵庫津への交通路だったため、行路の安全を祈願して刻まれたものだと考えられます。
進入禁止でしたが、用心して見学しました。
看板のイラストが気になり調べると、
この地域も面白そうです。このブログも裏六甲からエリアが拡大するかもしれません。
これが川地磨崖仏
礫岩層に1467年彫られています。
藍那駅へ移動
旧街道を辿ろうとしたが、途中で道が無くなってしまった?
とんでもないところに出てしまった。
藍那小学校のフェンスに”太陽と緑の道”標識を発見。
長坂山へ
神鉄藍那まで歩くと、藍那古道を歩くか?長坂山に行くか?ここは少しだけ箕谷駅に近い方を選んだ。このルートも現役の”太陽と緑の道”です。
藍那-長坂山-蛇池-箕谷 太陽と緑の道(コース20)
途中寄った藍那八王子宮の境内に朽ちた農村歌舞伎の舞台がありました。
藍那古道をまず進み
ここを右に曲がります。
”まりの山”?何だろう?
里山風景が広がり気持ちが良い
長坂山の頂上に着きました。”まりの山”の看板が!
三等三角点 点名:長阪 391.48m
谷上方面に降りる
六条八幡方面に進みます
長坂山道と言うそうです。
神戸北町方面の景色
丹生山田の田園風景 山並は丹生山系