山ヤ再開

山ヤ再開

還暦を向かえて「そこに山がある」ことに気付く

裏六甲27 船坂谷・後鉢巻・六甲最高峰・白石谷・百間滝・蟇滝

気温が低い日が続き、来週はまた暖かくなると予報で聞くと、有馬四十八滝巡りをしてみようか?と思い立つ。

有馬温泉から六甲山山頂への登山ルート入り口である紅葉谷・白石谷一帯、冬季には樹氷や霧氷が見られる、六甲アイスガーデンと呼ばれるエリアにある。多くの滝が凍結して氷瀑となり、それらを目指して多くのアイスクライマーやハイカーが訪れる。

ルートは普通ならば紅葉谷を下から上がるのだが、天邪鬼な私は船坂谷から上り、石谷を降りることにした。

日時:2020年2月8日(土)

天候:曇り時々小雪

 有馬温泉から阪急バス

初めて有馬温泉から阪急バスに乗りました。土曜日の宝塚行は始発が7:20。朝早く起きて神戸電鉄有馬温泉に、駅前のコンビニでパンを2つ買って

f:id:ohdebara:20201017073422j:plain
裏六甲にしては立派な建物です。

f:id:ohdebara:20201017073439j:plain
この路線、蓬莱峡ライミング練習に行くときに宝塚から利用します。今日は逆方向。

f:id:ohdebara:20201017073451j:plain
バス停は坂橋坂橋ではないのは理由があるのだろうか?おそらく担当者のミスだと思う。

船坂谷

f:id:ohdebara:20201017073506j:plain
宝塚から船坂を経由して有馬温泉に向かう道は、昔はメイン街道だった。恐らく、船坂谷道住吉道(魚屋道)と同じで、脇街道だったのかもしれない。

f:id:ohdebara:20201017073520j:plain
川筋で早朝でもあり、体感温度は低い。

f:id:ohdebara:20201017073543j:plain

アカマツ

f:id:ohdebara:20201017073601j:plain
船坂は西宮市です。保護樹木というのがあるのですね。調べるとかなり沢山あります。

f:id:ohdebara:20201017073617j:plain

不法投棄


不法投棄のゴミか!?とみていると兵庫県の文字が。

これは事件です。

f:id:ohdebara:20201017073636j:plain
裏六甲には飲める水場が何か所かある。表六甲では見たことが無い。

f:id:ohdebara:20201017073650j:plain
飲まないわけにはいかないので、口を付けたらまあまあだった。冷たくなかった!

f:id:ohdebara:20201017073703j:plain
兵庫登山会の看板はあちこちにあるが、この会の実態について知る人にまだ会ったことがない。誰か教えてほしい。

f:id:ohdebara:20201017073714j:plain
巨大堰堤「船坂第十堰堤」は、右岸側の広い階段を登り降りして越えていく。

f:id:ohdebara:20201017073727j:plain

老ケ岩


伝説の「老ヶ石」が鎮座しているすぐ横を通り過ぎていく。

地元で大石(老ヶ石・おいがいし)と呼ばれ「石に刃物を触れると祟りがある」「石を傷つけると命を落とす」と伝えられてきた巨岩である。

f:id:ohdebara:20201017073845j:plain

老ヶ石・おいがいし

f:id:ohdebara:20201017073903j:plain
ロープがしっかり設置されています。

f:id:ohdebara:20201017073915j:plain
今日一回目の渡渉点。今日は渡渉を何回したか?沢筋を歩くと濡れないように渡渉するのが一番です。

f:id:ohdebara:20201017073931j:plain
この谷の一番の名所は、この川上の滝?!下山で歩く有馬四十八滝とは規模が違い、可愛いらしい。

f:id:ohdebara:20201017073943j:plain
痛みの目立つ砂防ダム


船坂谷の苔

f:id:ohdebara:20201017073956j:plain
今日はロープ箇所かなりの数になっています。

f:id:ohdebara:20201017074007j:plain
穏やかな川筋だと思ったら

f:id:ohdebara:20201017074019j:plain
急登を登らされた。

この標識石宝殿は紛らわしい。六甲山頂を走る自動車道を少し歩かないと行けない。

f:id:ohdebara:20201017074033j:plain

イワカガミ


イワカガミ。六甲の山頂付近には多い。

f:id:ohdebara:20201017074106j:plain
何度かUPDOWNを繰り返し

f:id:ohdebara:20201017074118j:plain
この笹が出てくると、もうゴールは近いです。

f:id:ohdebara:20200602220119j:plain

ここが船坂谷の降下点。分かりやすい道標です。

f:id:ohdebara:20201017074130j:plain
そして、自動車道を少し下がると芦屋市の表示が

f:id:ohdebara:20201017074143j:plain

この鳥居をくぐって石宝殿に向かいます。

f:id:ohdebara:20201017074153j:plain

綺麗に整備された神社です。

f:id:ohdebara:20201017074229j:plain

石宝殿

西宮内ある廣田神社の境外末社。祭神から白山の宮(しらやまのみや)とも称される。石の宝殿と呼ばれる大きな石祠(六甲山石宝殿と称される)があることで著名。

ここで雨ごい神事が行われていたことを読んだことがある。

後鉢巻山(芦屋市と西宮市の最高峰)

小見出しのように「芦屋市と西宮市の最高峰」が後鉢巻山なのだが最近は誰も登らないようだ。

f:id:ohdebara:20201017074252j:plain
鉢巻トンネルの右奥にアンテナが見える。そこが目指す山頂。さてどう行くか?震災前(1995年)には縦走路があったようだが、今は道が見当たらない。

f:id:ohdebara:20201017074306j:plain
少し、旧車道すすむと取付きらしいマーカーが目に入ったのでヤブ漕ぎしてみました。

f:id:ohdebara:20201017074317j:plain
すると、アンテナ塔があり回り込むと

f:id:ohdebara:20201017074340j:plain
鉢巻山の看板を発見。ネットで見たケルンは発見できずです。後鉢巻山(898m)は六甲山系の山では最高峰に次ぐ標高の山です。

f:id:ohdebara:20201017074352j:plain

鉢巻山

六甲山上道路は、元は後鉢巻山(898m)を北側に巻いていたのだが、1995年に発生した阪神・淡路大震災により路盤が崩壊し 長らく不通であったところを、復旧させずにトンネルでパスするという方法が採られた。 そのためここに六甲縦走唯一のトンネルが完成した。 トンネルは芦屋市と西宮市の市境を穿っているが施主は神戸市となっている。 路盤決壊が神戸市内で発生したことに関係しているのだろう。 トンネルが貫いている後鉢巻山は、ともに芦屋市と西宮市の最高峰となっている。

六甲山(神戸市最高峰)

f:id:ohdebara:20201017074410j:plain
六甲最高峰(パラボラアンテナ)は小雪が舞う中に。

f:id:ohdebara:20201017074422j:plain
ここだけの情報です。今年の10月末までにこの写真の広場に立派なトイレが完成します。六甲山は国立公園ですが、山頂のトイレは冬場使用禁止になって、チョッと不便。それが快適なトイレに変身します。

f:id:ohdebara:20201017074434j:plain
誰もいない六甲山。

f:id:ohdebara:20201017074445j:plain

お約束の一等三角点 点名:六甲山 標高:931.28m

石谷下降

この谷は登ることはあっても、下ることはありませんでした。今日は少し気温も上がったせいか?残雪や氷結個所も少しありましたが、アイゼンを付けずに最後まで歩けました。

f:id:ohdebara:20201017074458j:plain
この標識はセンスがいい

f:id:ohdebara:20201017074508j:plain
痩せ尾根(新しいスリングが足されていた)

f:id:ohdebara:20201017074519j:plain
ロープ場の下にできた氷の玉

f:id:ohdebara:20201017074533j:plain

白竜滝

f:id:ohdebara:20201017074544j:plain
良いバランスのケルン

百間滝

折角なので寄り道を

f:id:ohdebara:20201017074558j:plain
有名なゴルジュ

f:id:ohdebara:20201017074608j:plain

f:id:ohdebara:20201017074619j:plain

右の虎ロープはゆるいので、補助的に使ったほうがよい。

f:id:ohdebara:20201017074638j:plain

百間滝


百間滝 落差30m この奥に似位滝があるがパス

f:id:ohdebara:20201017074657j:plain
前回、紅葉谷からの迂回路が分からなかったので、また寄り道。なるほど、標識が出ている。何故、気が付かないのだろうか?

f:id:ohdebara:20201017074709j:plain
七曲滝はこの「う回路」のゲートを無視して行きます。

f:id:ohdebara:20201017074722j:plain
先行パーティーが谷筋に降りるのを見て、後を付いていきました。

f:id:ohdebara:20201017074743j:plain

蟇滝 ガマ滝


蟇滝(ガマ滝)  落差6m この滝の奥に有名な落差40m七曲滝があります。今回はパス。

今年は氷瀑を見ることはないだろうな。

*このコースは初心者は下山にはつかわない方がいいと思います。

f:id:ohdebara:20200208163448p:plain