太陽と緑の道コース№27 木津~太山寺(10.7km)を歩く
神戸市の「太陽と緑の道」は現在全部で26コース、全長は?
自然歩道「太陽と緑の道」は、(略)
六甲山から帝釈・丹生山、そして雌岡山まで、北区・西区の太陽と緑豊かな地域を中心にしたハイキングコースで、現在、総延長は約167kmとなっています。
約167㎞もあります。その中の、#26と#27を2020年3月18日に周回しました。全長は20㎞ほどです。ヤマレコに記録が見当たらなかったので、神戸市のサイトの地図?を頼りに歩いています。この地図は曲者で道標がなければ道迷いを起こしそうです。
今回は2回の分けてレポートします。始めはコース27。本当は太山寺からスタートするようです?
この太山寺は神戸市内にある唯一の国宝建造物です。このコースを歩いてみて分かったことは、最近はほとんど歩かれていないので荒廃した個所が目立ちます。夏場は樹が茂り、もっと大変かもしれません。
まず木幡へ?
神鉄木津駅で下車して、ルートは木幡方面に向かっています?なぜ、このような設定にしたのか?恐らく旧街道沿いに歩いてもらいたいが故かと思いますが、その為に、10.7㎞と「太陽と緑の道」コースで最も長い行程になっています。
木津駅は工業団地が近くにあるので、乗降客はみな反対側に行ってしまいました。
木幡へ向かうと途中に、以前もご紹介した顕宗仁賢神社(けんそうにんけんじんじゃ)がある。境内に上がると
相撲の土俵と市民の木:ヒノキが目に飛び込んできた。
顕宗仁賢神社のヒノキは平成24年4月1日に第53号として神戸市民の木に選ばれており目通幹囲は3.5m、樹高23.5m、推定樹齢は400年程度で、神戸市内では最大級のヒノキです。
境内の裏に行くと
スズカケの木ですね。こんな幹のものは初めて見ました。
道標があるとホッとします。ここで、以前歩いた山田池への道とも分岐しています。
木幡駅の南に陸橋があります。これを渡り
木幡から木見東を過ぎて山道へ
これから行く丘陵地帯を眺めます。なだらかな丘陵のようなので、距離はありますがしんどくなさそうです。
木見東の交差点までは、交通量の多い県道横を歩きます。産業団地内になるのでしかたがないのですが、すぐ横の農道を歩く方が身体には良さそうです。開発がある前までは、のどかな地道だったとは思いますが。
道標に沿います。
地図が貼ってありました。
大変道悪い!注意して歩くこと
との注意書きがされています。身構えますね。
ここから山道に入ります。
ここにも崩落あり通行注意と書いてあります。
標識に木津とあります。何度も書きますが、歩いた感じではこのコース、木幡に回る必要はないですね。
ゴルフ場の横を通り仏谷洞窟へ
荒れていますが、ロープが設置されており問題なく歩けます。
カラフルな道標
一旦、地道に出ます。しばらく歩くと仏谷洞窟の案内が
仏谷洞窟
間口25メートル、奥行15メートル、高さ3メートルの岩ひさしがあり、奥の滝は絶えず水が滴り落ちています。滝の前に大きな2つの石があり、神道系の役(えん)の行者の石像が祀られています。明治初年の流行病発生の折に、人々が集まり防疫を祈願しました。残念なことに、周辺の開発により、現在は近づくことができません。
朽ち果てた廃墟というよりも、神秘的な空間です。夏場はマヌシが出るのではないか?と思うような場所です。帰りは来た道を引き返すようにしてください。
私は奥にトレースがあったので辿ってしまい。結局、尾根道にヤブ漕ぎをして出ることになりました。
明治時代の流行病の時に防疫を祈願した!
調べるとコレラで明治時代に37万人が無くなっています。
スペイン風邪では45万人
スペイン風邪によって、最終的に当時の日本内地の総人口約5600万人のうち、0.8%強に当たる45万人が死亡した。
今回の新型コレラではそこまでにはならなだろうが、危機が身近に迫り、コントロールができないとなると神頼みにならざるを得ないだろうな。(ここの雰囲気は神頼みに持って来いです)
苔好きにはたまらないだろうな。
このフェンスの向こうは西神戸ゴルフ場の敷地です。空いていますが立ち入らないこと。
神秘的な池がありました。
高畑城址
回り道をしてしまい尾根道から地道に出ました。
太陽光発電所は表から見えない場所に何故かあります。
堂屋敷洞窟の案内板
”右側の山道を降りてすぐ左へ”とありますが、今回は寄りませんでした。先を急ぎ、左側へ。
この道の左側は布施畑環境センター(粗ゴミ処理場)です。
今回歩いたこのコースはゴミが目立っていました。ハイカーか?不明ですが、マナーを守ってもらいたいです。
こちらは「弁慶のよきとぎ岩」。一の谷の合戦で義経一行がこの道を通った時に弁慶が自分の斧をこの岩で砥いだという逸話が残っています。
ここが寺谷との分岐です。帰りにここを右に折れます。今回は左側を真直ぐに。
ほどなく、高畑城址の案内板があります。といっても、城跡はこの裏の山の上ですんなりと行けそうにありません。探訪は山城好きな方に任せます。
この後、竹藪の先にいくと階段が現れました。この右側は隨縁カントリークラブ 西神戸コースです。
アップダウンは何度かありました。コース沿いにロストボールが落ちています。
ここもコバノミツバツツジが見事です。
県道、高速道路を渡り、墓地の横を過ぎると太山寺はすぐそこです
太山寺
ここがゴールになります。見どころは
仁王門、金堂、三重塔。拝観料は300円です。
境内も整備がゆき届いています。
絵になるのでしょうか、写生をされている方が何名か居られました。
国宝の金堂は一番奥にあります。
帰りのバスは2時間に一本です。神戸市営地下鉄の駅までは歩きたくないです。
そこで、お勧めはナデシコの湯に浸かり、無料シャトルバスを利用するという手です。調べると宿泊、宴会もできます。
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