山ヤ再開

山ヤ再開

還暦を向かえて「そこに山がある」ことに気付く

酷暑の烏ヶ山(からすがせん)1448mを登る

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とにかく暑い登山でした。出発地の気温30度をさしています。蒜山高原は爽やかな気候と想像していましたが、歩き出すと汗が吹き出します。フェーン現象から日本海も暑いのでしょうか?蒜山に別荘地を考えている人は、この暑さを知ると再考せざるを得ません。話しがそれました。

登頂すると絶景が拡がり、喘ぎながら登ったことを忘れさせてくれました。所要時間も3時間ほどで周回できます。

休暇村キャンプ場ルートを登る

休暇村キャンプ場からの登りルートは「登山通行禁止」と注意書きがありました。よく読むと8月一杯、登山道の工事をしているようです。少し考え、折角なので登ってみることにしました。

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重機が道を作っている工事現場を過ぎると、熊ササが生い茂った道になりました。この笹が曲者です。行く手を遮り、こころが折れそうになりました。

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喘ぎながら稜線に出るとそこには絶景が広がっていました。このギャップが感動を演出してくれているようです。

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コース上で出会った花々

登りルートで出会った花たち。

裏大山(うらだいせん)と呼ばれ、不当に低く評価されていたのが幸いして、オオバヤナギ、ツガザクラバイケイソウなど大山では失われた植物が数多く残されている。東麓の鏡(かがみ)ガ成(なる)に国民休暇村ができ、人影は増したが、原始性は失われていない。

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マツムシソウ

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アジサイの一種(園芸種かな?)

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ゲンノショウコウ(現の証拠)

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ツルニンジン

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ホソバノヤマハハコ(細葉の山母子)

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ムシカリ(別名オオカメノキ)

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キュウシュウコゴメグサ(別名ダイセンコゴメグサ)

岩稜部を登るとヒカルちゃんの岩に

烏ケ山は山陰のマッターホルンと呼ばれています。

山名の由来は

南方の笠良原(かさらばら)から仰ぐと、怪鳥のまさに羽ばたかんとする姿に似る。また周辺のどの山よりも青黒く無気味である。残雪期の東面に黒く鳥形が現れるなどが山名の由来といわれている。

平成12年の鳥取県西部地震で頂上付近およびおよび南峰の尾根筋が崩壊、三角点も消失してしまいました。以来、登山自粛となっていたが、2016年8月に約16年ぶりに登山解禁となっています。

この山頂部は安山岩の巨石で岩稜を形作っています。

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ロープ箇所が現れました。

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絶景が広がります。

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分岐標識の向こうの岩稜を越えると山頂が見えてきます。

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登りきると、ヒカルちゃんの岩が現れます。宇多田ヒカルサントリーのCMロケで有名になったところです。


サントリー 奥大山の天然水 CM(30秒) 2017.12 宇多田ヒカル

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大山南壁と烏ケ山のツーショット

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山頂

新小屋(しんごや)峠ルートで下山

下山に選んだコースは笹が刈払いされ快適なハイキング道でした。

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登りで見かけた熊ササは刈り取られ、歩きやすい道になっています。

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熊注意の看板。この暑さでは熊さんもウロウロしてそうにない。

木谷沢渓流

折角なので木谷沢渓流に寄りました。この時期は苔苔でお勧めです。渓流の水は冷たく、手をかざすのは10秒が限界です。

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