山ヤ再開

山ヤ再開

還暦を向かえて「そこに山がある」ことに気付く

太陽と緑の道コース№5(有馬~魚屋道~六甲最高峰)を歩く

タイトルを見ると仰々しいのですが、このルートは六甲山から有馬温泉に下るメインルート(王道)です。一番安全で、早く降りられる道です。登りではなく”降りる”話しから始まりました。今回は、白石谷を歩き、下山にこのルートを選びました。

 

六甲最高峰 

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標高は931.25 m。神戸市内から登ると標高差900mありますので、実は結構きつい山です。ところが、有馬温泉から登ると有馬温泉の標高は400m弱ありますので、標高差500mになります。この「太陽と緑の道」コース№4は六甲山に安全で楽に登れるルートとしてお勧めです。逆に、下山するのにも適しています。現在はコロナ禍で入湯は控えがちですが、温泉に浸かりサッパリして家路につくというチョッとお洒落なハイキングに向いています。夏は”涼風川座敷”というイベントもあり、ビールでのどを潤し、神戸電鉄、阪急バスで帰るのもお勧めです。

www.arimas.jp

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最高峰から見た記念碑台方面、六甲山は東西に長い山群です。一帯は瀬戸内海国立公園の区域に指定されており、変化に富んだ自然を楽しむことができます。

吉高神社 

「太陽と緑の道」のイラストマップを見ると、吉高神社というのが載っています。

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ネット検索すると社殿などの写真が載っていますが、ご覧の通り「立ち入り禁止」です。吉高神社は藪の中。”温泉神社遷座(移転)”と書いてありますので、お参りしてもご利益はないと思います。

 

少し荒れた道を過ぎると、幅のある綺麗な道に出てきます。

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このルートは別名「魚屋道(ととやみち)」と言い、表六甲の住吉浜から新鮮な魚を有馬温泉に届ける道だったので、その名前が残っています。歴史を見ると「間道」(脇道)だったようですが、便利な道なので地元民に利用されてきたのでしょう。先のイラストマップには「県道山口住吉線」と記されています?これは昔の名称で、今は別のところを通っています。このルートはメインルート(幹線)だったのです。人の往来が多く、荷馬車、駕篭なども通行していたと想像すると、ハイキング道にしては立派な道幅も納得できます。

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山頂近くの裏六甲には自然のブナ林が見られます。表六甲と異なり、裏六甲は気候が異なるためか植生も豊かです。

 

迂回路 

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快適な道も台風や豪雨で時に崩落することがあります。でも、すぐに立派な「迂回路」ができます。隣の紅葉谷(コース№9)も迂回路ができています。ただ、迂回路が定着してほしくはないのですが、崩落現場を見ると難工事が想像できますので、しばらくは我慢しましょう。

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また、時間短縮とばかりに強行突破して現場に近づくのは控えたほうが良いです。山で事故ると、救命救助に時間が掛かるのでリスクは高いです。

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このコースの中間地点にある道標。瑞法寺公園に下りる道は荒れているようです。昔は地元民や山岳会メンバーがボランティアで整備をしていましたが、担っていた人たちが高齢になり、いつしか担い手をなくしています。六甲山を歩くと、荒廃が進む道が目立ちます。主要なハイキング道は整備が進む、一方で廃道になる道も出てくるでしょう。

 

最古のトンネル

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ここは看板があるので立ち寄ってみるとよいです。トンネルを作り道の整備に努めたころがあったことが分かります。

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炭屋道分岐

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この道を昔は通ったことがなかったのですが、今はこの道を年に何度も歩きます。理由は

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この看板の通り「山腹斜面の復旧」工事のためです。台風で崩落して放置され、やっと工事が始まったが、なかなかの難工事のようです。

でもこの秋には完成するので、そうするともう通らないかも?

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ただ、このコースの下部にはシチダンカが生えています。

シーボルトが発見し紹介されたのですが、永らく存在が不明だった幻のアジサイとして有名です。今では挿し木で増えて、普通にみられます。

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「癒しの森」というのがあるようです。この一帯のことかな。

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「稲荷神社への近道」という看板だが、行ったことが無い⁉狐に騙されそうで。

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見慣れた「太陽と緑の道」の標識。ネジで三点しっかりと留めてあった。

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六甲山は市の森林整備の方が、このような注意書きを迅速に設置してくれます。

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鳥地獄、虫地獄

むかしむかし、有馬温泉の山手の谷あいには、温泉の影響で毒水が湧き出ていました。
そこにある池の水を飲むと、鳥も虫も苦しんで死んでいきました。そこで、いつしか、人々はこの地を「地獄谷」、「鳥地獄」、「虫地獄」と呼ぶようになりました。
今では石碑だけが残っています。

毒水とは大げさです、炭酸ガスを含んだ温泉が湧いていたのです。「銀泉」の泉源はこの碑の少し下にあります。

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ohdebara.hatenablog.com

Googleフォトのリンク切れは順次修正作業をしています

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9/19杖供養が行われます。

有馬温泉に湯治に来られた体の不自由な方が、温泉に浸かったおかげで完治し、使っていた杖を橋のたもとに置いて帰った由来から名付けられたと伝えられている「杖捨橋」が有馬にあります。

この故事に則り、現在では、登山者が山から無事に到着し、不要になった木の杖などを置く場所として、有馬温泉の登山口の各所に「杖捨箱」と称して設置しております。

六甲有馬ロープウェイ乗り場

ここ「太陽と緑の道」コース№5の起点です。ロープウェイは今春にリニューアルされ新しいゴンドラになっていました。駅もお洒落に。

 

 

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かつては全長が約5km有る日本一長いロープウェーであったが、現在は表六甲線 (2.3km) が営業休止になり裏六甲線 (2.8km) のみで運行されている。

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新しいゴンドラ。何時か乗ってみたい。

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このバリケードは今年の9月に取り払われる予定です。そうなると、紅葉谷、白石谷コースも楽に行けます。

 

神鉄有馬温泉駅に戻る途中で

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「太陽と緑の道」コース№3の案内を見つけました。すべての道はつながっているのです。

ohdebara.hatenablog.com

 

 このブログを書きながら、他のコースと違い見どころが多い気がします。歴史、文化が違うのかな?やはし、この道を歩いた人の数が違うのが影響していているように思えます。