「太陽と緑の道」コース№7 白鶴美術館~五助堰堤~住吉道~(六甲最高峰)(7.3km)
このコースは住吉川に沿って住吉道(有馬道)を歩く道になります。
住吉道(有馬道)は、明治時代に県道住吉有馬線として整備されましたが、時代とともに利用されなくなりました。
さらに、昭和13年の阪神大水害で被害を受けましたが、現在はハイキング道として親しまれています。白鶴美術館前の北で落合橋を渡り、道を右に取ると、阪神大水害にちなんだ洪水水位の碑があります。
この先、しばらく住吉川に沿った道路を行きます。
途中、水車小屋跡の説明プレートがあり、住吉川には、精米や製粉に利用された水車小屋が数多くあったと記されています。
今回は2回に分けて歩いた記録をもとに、ブログ記事を起こしました。
阪急御影駅から白鶴美術館
御影周辺は高級なイメージが漂っています。
線路沿いに進み、しばらく行き住吉中学校で山側の道を登っていくとありま道という石標がありました。
ほどなく、白鶴美術館です。
五助堰堤を目指す
白鶴美術館を過ぎ、落合橋の先で注意して車道を横断します。洪水水位の碑、甲南斎場を確認しながら川沿いの道を登ります。
説明を読むと、住吉川沿いに水車小屋が並び、一大産業であったことを示しています。
右奥に進むと実際の水車小屋が見学できます。
ハイキング道は左の道を進みます。
この辺り、道標がしっかり通るので迷うことはありません。
ここは石切道、打越山との分岐
五助堰堤は災害を救った歴史を持っている神戸市民にとって大切な堰堤です。
元々は阪神大水害級大水害再発の可能性に鑑みて作られたものだが、完成から10年間は土砂が貯まることもなく、無用の長物と見られていた。しかし昭和42年(1967年)7月の豪雨で土石流が発生、一夜にしてダムは土砂で一杯となり、堆積物による平地に木が茂るようになり、今の姿となった。
住吉川左岸を歩きます
五助堰堤の上に”五助池”があります。
石畳が整備されています。住吉道は街道だったことを示しているかのようです。
右岸は危険個所があるので左岸を歩きます。
いろんな活動があるようです。
http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/strata/oska_org/04018.html
約7,300年前の鬼界カルデラの大噴火に伴って噴出した火山灰の痕跡が確認できるそうです。山を歩いているといろんなものに出会い勉強になります。興味が尽きないというか、刺激され調べものをしますね。
七曲りは登れないので、迂回路を選択しないといけません。
ここで迂回路の表示がないので、多くのハイカーが迷っていました。
六甲最高峰への迂回路
昭文社の地図では土樋割峠(どびわりとうげ)から石の宝殿を目指す尾根道を迂回路として選択することになります(蛇谷北山コース)。
ただ、この道は普段あまりハイカーのいないかった道です。そこに、多くの人が迂回してきますので、混雑し狭い山道ですれ違うリスクが増していました。
他に地図に書かれている黒岩谷ルートの方へ分散することをお勧めします。黒岩谷コースは、上の写真の奥、川を渡って谷筋を進みます。ヤマレコにはトレースがはっきりと残っています。
蛇谷北山コース
狭い道に集中し混雑していました。
ここから一軒茶屋、六甲最高峰は車道を歩きます。(ログ取材をしていません)
GPSログは№6、7、8、9がつながっています。
ログの参考に後日歩いた、「石の宝殿」から岡本駅までの記録を上げておきます。