兵庫100山 弥十郎ヶ嶽(やじゅうろうがたけ)
下調べせずに思いつくまま籠坊温泉(篭坊温泉、かごぼうおんせん)から登りました。後で調べると、
一般的なルートとしては、篠山後川郵便局付近から北上し登るルート(竹谷コース)と、丹波篠山市畑市から南下し谷筋を登るルート(薬師ヶ原キャンプ場コース)が知られる。ほかに「籠坊温泉コース」、「農文塾コース」、西方を走る県道12号線の曽地から四十九院跡のコースなどがある。
午前中に登った白髪岳の面白さに比べたら淡白なコースだったので、
宿坊の跡が残る四十九院跡のコースに目が留まります。このコースは現在でも登山道の両側に階段状の石垣などの遺構が累々と残されているようなので、次回挑戦してみたいです。
さて、籠坊温泉だが
武庫川上流の支流、羽束川源流付近にある。県立猪名川渓谷自然公園の山峡にひっそりと湧く温泉地で、平家の落人が隠棲したともいわれる場所である。
だそうです。一庫温泉、杉生新田などの冷泉と同じ泉質の温泉かもしれない。
籠坊温泉をチラッと覗いてみた限りでは営業してなさそうな寂れた雰囲気!?です。これが良いのかしれません。
日帰り入浴はしてなさそうです?
一帯は県立猪名川渓谷自然公園です。
北摂群山大野山(753.5m)を最高峰にした猪名川流域の一部です。大野山も兵庫100山の一つです。
籠坊温泉コース登山口
そばに派手な建物があるので、地味で引けを感じる登山口です。
看板を見ると籠坊温泉コースという名称だと分かります。
登山口の隣の派手な建物、石像が沢山並んでいます??
綺麗に整備された植林の作業道
上部はヤブ椿が目立ちます
道標、標識はほとんどありません。
稜線分岐部で見かけたこのフェンスは、鹿避けですね。
よく、山道を荷揚げしたなと思っていたら、作業用の林道が側にありました。チョッと興ざめ。この弥十郎ヶ嶽全体は植林が大半だと、登ってみて分かりました。
まだ、新しい林道
弥十郎ヶ嶽へ
この石標、ハハカベ山は場所が違うようです。いつも山行にはジオグラフィカをGPSとして使っているのですが、この弥十郎ヶ嶽は山と高原地図の48h北摂・京都西山に収録されています。このアプリで現在地を確認すると、次の写真のようになっています。”つり尾根”の真ん中に位置しています。山と高原地図が間違っているのか!?よく見ると石標そのものが地面から抜けていますので、誰かが移動したのだと思います。(確証はありませんが)
分岐の道標が朽ちています。
弥十郎ヶ嶽への終盤、歩きやすい道。写真では分かりませんが、雪が舞ってきました。気温も下がっています。
山頂です。
二等三角点 点名:弥十郎ヶ岳 標高:715.03m
山頂からの唯一の展望
下山
上りで見落とした八上山の石評。八上山?あの有名な!?
高城山はまたの名を八上山と云い、波多野氏の居城があっ た所で、織田方の丹波攻めの激戦地である。
高城山とは違いますね。別ものです。
ここから折り返し下山です。天候が悪くなり(降雪と強風)別ルートでの下山は諦めました。とりあえず兵庫100山、29座目登頂のみ記録です。