裏六甲 小川谷から最高峰、下りは七曲りから森林管理道経由で住吉道へ
今日(2020.6.6.)は所属会のメンバー5チームで東西南北から六甲最高峰を目指しました。コロナ明けのリハビリハイクを兼ねています。私は裏六甲から登るチームを担当し、メンバー5人で神鉄有馬口から小川谷を登り、極楽茶屋から最高峰に登り詰めるルートを選択。
集合時間12時半に各方面から集まってくると、久しぶりの顔もあり、やはり嬉しい。小1時間ほど三密にならないように食事や記念写真を撮ったりして過ごし、下山。下りは七曲りから森林管理道に入り、住吉道というこれまたマイナールートを歩きました。
有馬口から歩き出すと、集落に点在する田んぼには田植えが済み、稲が整然と並んでいた。水面をみると動くものが、オタマジャクシが早くも動き回っている。太陽が照り、水温が上がっているのだろう、気持ちよさそうです。
山王神社はひよこ登山会などの詰め所があるので寄ってみました。神社の由来が書かれた看板を見ると、義経と関係がある由緒だたしい社のようです。ここは安全祈願をして先を急ぎます。
逢山峡への道すがら、いろんな花に出会いました。まずは、テイカカズラ。
スイカズラ(忍冬)はハニーサックルという名前でも呼ばれます。 とっても香りの良いスイカズラ(忍冬)は香水やアロマオイルとしても人気の花です。
確かに良い香りがいっぱい辺りに漂っていました。
この時期はウツギが目立ちます。特に、裏六甲はウツギもたくさん自生しています。
日本の関東より西に広く分布するアジサイ科の低木です。梅雨頃に白くて美しい花を咲かせることから、古くから花材や庭木、観葉植物として親しまれてきた植物です。
和名は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく。
調べると有毒のようです。別名”美男カズラ”
この写真は橋の上からとった猪ノ鼻滝。逢山峡沢歩きのハイライト場所になります。
ここまでの道の右側は逢山峡という沢入門の川が流れています。今日も20名ほどの入渓者とすれ違いました。来週は私も20名ほどで入門沢歩きを楽しむ予定です。小学生のころから遊んでいた川ですが、年をとっても遊ばせてもらうとは思いもよりません。自然が手付かずで残っていることに感謝しないといけません。
このウツギは沢山自生していました。花は妖艶な紅色です。
ナルコユリとは、ユリ目キジカクシ科アマドコロ属の山野草です。
写真を取り忘れたのですが、表六甲の森林管理道ではオオナルコユリにも出会いました。
有馬周辺はコアジサイが多いです。
ユキノシタ科アジサイ属, 学名, Hydrangea luteo-venosa. 別名. 名の由来, 木の雰囲気がウツギ(ウツギ属)に似ていて、ガクが小さいことによる. 特性, 落葉低木。
もうツツジも終わりです。
ヤマボウシの樹がありました。六甲で有名なヤマボウシは摩耶山天上寺の境内にある樹が有名です。
ヤマボウシ(山法師)という名前の由来は、真ん中の球状の花の部分を僧兵の坊主頭に、花びらのように見える総苞片(そうほうへん)を白い頭巾に見立てたことから来ているといわれています。梅雨時期に白い花が咲くので、花の時期には見間違えることはないでしょう。花の咲いている樹を遠くから見るとまるで雲が浮いているように真っ白に染まります
小川谷はほとんど訪れるハイカーが居ない道です。林道は落石、倒木で荒れています。今日も重機が入って工事をしていましたが、焼け石に水といったところです。それでも写真のように所々自然が豊かに残る場所が点在してくれます。
稜線部分に近づくと植生も変わり、六甲ササが生い茂り、イワカガミが自生するところにも出会いました。
有馬三山との分岐に出ました
極楽茶屋から縦走路を歩いていると、見事な藤に出くわしました。
一軒茶屋近くにできるトイレの新築工事の様子。まだまだ掛かりそうです。
下山の様子。五助堰堤手前附近か?
今回は小川谷がメインだったので、植生を中心にレポートしました。