裏六甲16 高丸山から落葉山北西峰、有馬三山を巡り、最後は愛宕山を登る(コース№4の後半部)
はじめに
日時:2019年12月14日(土) [日帰り]
天候:曇り所々小雨
メタボ対策で六甲の裏山を徘徊しています。今日は、六甲ヒヨコ会の詰め所で見た「高丸山」の山名が気になり神鉄五社駅から歩きだしました。3時間程で登り終えたので、その足で有馬三山へ、喘ぎながら急登を登るとそこは極楽茶屋。さて下山はどうするか?雲行きが怪しくなってきたので最高峰、白石谷、瑞宝寺西尾根などの選択肢は止めて、ロープウェイで楽をするか?悩んだ末に、紅葉谷を降りることに。有馬の雑踏を避けて瑞宝寺の紅葉はまだ見れるかと考えたが、陽も暮れかけていたので、気になっていた愛宕山へ。ここは有馬温泉の中心であるにもかかわらず訪れる人が少ない。天狗岩は恐らくこれだろうと納得して帰路に付きました。
神鉄五社駅で降りて高丸山509mへ
ヤマレコの記録があまりなく、行き当たりで歩きだしました。案の定、取り付きを間違えたようです。
少し歩いて「ここだろう!」と自信を持っていたのですが、道がありません?GPSアプリ(ヤマレコマップ)を起動して間違いに気づきます。
マーカーがあると安心します。しばらく林の中を歩くと稜線に付けられた登山道らしき道にでました。初冬なので落ち葉だが、葉が生い茂る時期なら道を探るのに時間がかなったと思う。
阪神高速北神戸線が近くを通っています。向こうに見える山はキスラシ山。
高度が上がってきました。
稜線上に祠が出てきました。岩場にあるので昔は修験者が修行していたのかもしれません。
虎ロープが沢山ありました。道もしっかりと整備されています。近くに団地がありますので散策ルートになっているのかもしれません。
ヤブ椿の花が落ちていました。見上げると大きな椿の枝に花が付いていました。
そうしていると山頂です。ここは見晴らしが良いです。
前回登った逢ケ山、高尾山、左奥には六甲最高峰も見えます。
ヒヨコ会の記帳ポスト。
クリスマスだから飾っているのか?以前からあるのか?
ベンチにはカップフォロダーも付いていました。絶景を眺めながら、ここで歓談、休憩すると時間を忘れるだろうな。いいところです。
反対側は有野台団地。
下山は分岐を間違えないように注意したい。(標識がない)
太陽と緑の道に合流
降りると「太陽と緑の道」に合流します。この道は神戸市が整備したルートで主に六甲の北部、西部を通っています。詳しくは
を。
最近、こちらの道は新しく整備されたようで真新しいフェンスが出てきました。
そして、長い階段。
ヤマザクラが多い。春になるとこのルートは草花が芽吹き、面白そうです。
神戸電鉄「新有馬駅」はここにあった
神戸電鉄の線路を跨ぎます。昔、新有馬という駅があったのはこの辺りではないだろうか?
調べると
有馬温泉へと通じるカタ越峠を抜けるトンネルの手前、標高354mにあった。2013年2月28日に正式に廃止された。
とある。
トンネルの手前というとこの辺りになる。神戸電鉄はなぜこんなところに駅を設けたのだろうか?
交通量のある道をまたぐと
この標識よく見ると「通行可」に〇印があります。行くしかないですね。
落葉山へ登り、勢いで有馬三山へ
通行可となっていましすが、一般ハイカーはよした方が良いかもしれません。崩落個所にロープがあります。降雨や状況でまた通れなくなりそうです。
右の道を進みます。
左が高丸山、右の山の白い筋は”長い階段”。
落葉山西峰(正式には北西峰)の標識に従います。西峰に着くあたりから風が強くなり、雲行きも怪しくなってきました。しかし、ここからの眺めもなかなかのものです。
西峰から落葉山への途中で
北摂三田が良く見えます。
これはイノシシのヌタ場
有馬三山を歩くと決めると、道は落葉山533mの山頂をタッチするために少し戻ります。有馬三山は夏山歩荷トレで何度か歩きましたが、この時期は初めてです。尾根道を進むと”ヤセ尾根注意”の看板が出てきました。
2座目は灰形山619m。
山頂部は風が強いので鞍部で昼食にしました。
今日もラーメン、味噌ラーメンが口に合うのが分かりました。3分で出来上がるのも良い。(うどん系は5分も待たないといけない)
有馬ロープウェイが近くを通る
湯槽谷山801m、夏場は周りは緑に囲まれているが、今日は樹の葉も落ちて明るいです。湯槽谷は有馬ロープウェイが上を通っています。ゴンドラから下を見ると、結構な高度があります。
2020年3月にゴンドラが新調されるようです。
三座も登ったので、ここから降りようと思っていたのですが何となく予感が”止めときましょう”と言っているような?気がして止めときました。
*下山時にこの谷筋に「入山禁止」の看板が上がっていました。
次回、天気の良い時に改めて挑戦してみます。
これはイワカガミですね。
六甲山の山頂部は植生が違ってきます。大きな馬酔木の林。
そして、六甲笹と呼ばれるミヤコザサ。
小川谷も行ったことがないので次回訪れます。
何時になったら通行止めは解除するのかとみていると、来年8月頃のようです。
紅葉谷を降りることにする
極楽茶屋の広場は六甲ブナの植林をしているのだということが分かる。夏場、この看板あったっけ?ブナも落葉樹だから、冬はあたりが明るいです。
ブナ - シラキ群落はこのあたりか?
紅葉谷の岩。苔むしている。このあたりはブナ - シラキ群落というらしい。
大きなシロブナの木はおもに海抜700m以上に点々と生育しています。六甲山には、130本程度しか残っていません。
日本を代表する、夏緑樹の王様です。世界遺産に指定された白神山地のブナ林は有名で、兵庫県でも氷ノ山や扇ノ山に立派な林が見られます。この夏緑樹を代表するブナが六甲山にも生育しています。近年、次世代を担う幼木の生育が良好ではないことから、「ブナを植える会」の方々を中心に、幼木の植栽や下草刈りなどの取り組みが行われています。
台風の被害にあってほしくないし、何時までも大切に残していかないといけない六甲の自然です。
折角だからここで百間滝に迂回したが、
路が崩落していた。樹の幹をつかむと行けなくはないが、無理はしないことにする。単独は安全第一です。後で分かったのだが、崩落個所の上に迂回路ができているようです。
この巨木は何だろう。落葉樹ではないので楠(くすのき)かな?
紅葉谷は荒れていますが、メジャールートなのでしっかりと整備されています。滝が氷結するころには、この迂回路看板の先に進んでみよう。
この鮮やかな花ではなく木は何だろう?コマユミだと思う。
有馬温泉の中心、愛宕山に登る
この後、愛宕山461mに登りました。有馬温泉の中心にあるのにも関わらず訪れたことが無かったので。しかし、荒れてました。(写真ありません)
これが天狗岩。
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御所泉源。このお湯はいわゆる金泉です。鉄分を多く含んだお湯で、空気に触れると茶色く濁ります。また、塩分濃度が日本一の温泉なので舐めるとショッパイです。「金泉」の源泉は他に天神泉源、有明泉源、極楽泉源、妬(うわなり)泉源があり、「銀泉」の源泉は温泉会館、瑞宝寺谷にあります。