兵庫100山 大船山・大舟寺跡
柿本人麻呂が西国からの帰り明石海峡あたりから、この山を眺め大和に帰ってきたと実感したそうです。
調べると
伝承によると太古には周囲は湖沼であり、船をつける松があったことからこの名称がつけられたとされる。丹波修験道の修行場の一つであり、山頂近くには、敏達天皇の代に建立されたという大舟寺が存在したが、1499年に山麓の松尾谷に移っている。
遠くから眺めると端正な形の山ですので、 古くは神々が降りる山としてあがめられたのもうなずけます。
今回は、ぐるっと周回し大舟寺跡も見てみようと思います。
この看板で曲がり、十倉公会堂広場に駐車させていただきました。
歩き出すと直ぐに長慶寺があります。
鹿除けのゲートを通ります。フックを持って引っ張ると外れます。
篠山は”牡丹鍋”で有名です。ということはイノシシ猟をはじめ狩猟が盛ん?山で鉄砲撃ちをする人が多いと、ハイカーは誤って撃たれる可能性がある。猟季に山に入るのは控えるのが賢明。
(鉄砲猟の季節は11月15日から2月15日までです。)
エメラルドグリーン色の綺麗なため池です。
これはサンシュウ(山茱萸)
歩きやすい
十倉峠(とくらとうげ) 山頂は右手、帰りは波豆川(はずかわ)から上がってきます。
山頂へ向かう道は幅もあり立派です。
樹木に名札が掛かっていました。タカノツメ
休憩スポットもあります。
記帳所、杖置き場などもありました。
山頂は景色もよく、整備もバッチリです。
大船山の由来
初めて見るタイプ この手の道標はヨーロッパに多い。劣化しないので良いと思います。
三等三角点 点名:大舟谷 標高:653.08m
祠? 磐境、磐座の跡かな?
六甲方面
先ほど上った羽束山三山
踏み跡もしっかりとした下山道
大舟寺跡の説明板
この石組は往時をしのばせる遺構です。
下山路には卒塔婆型の町石(丁石)がありました。指定文化財で13基あるようですが、半分ほどしか確認できず。この形式は古く、室町時代のものだそうです。
この野仏という文字に反応。次回、寄ってみます。
この趣きは、昔は多くの参詣者を招いた参詣道ですね。
麓に降りてきました。
入口の案内板
近くに移設された大舟寺があります。「三宝のカヤ」で有名ですが、今回は寄りませんでした。
周回ルートですので、この三田アスレチックのある所から十倉峠に戻ります。
古い道標
近くにあるカナディアン大磯