裏六甲29 屏風川の隣り・北尾根・枯木ヶ谷池に遊ぶ
天下辻から枯木ケ谷池周辺を周回するルートを歩きました。新緑から山野草に出会えるか?と気の早い思いもありましたが、結果はまだ春は来ていません。ですが、すぐそこまで来ているような気がします。
お目当ての枯木ケ谷池は、静かな佇まいとともに、2羽の渡り鳥を目撃。私の物音にびっくりして飛び立ってしまいました。今回の枯木ケ谷の隣にある屏風川の遡行は夏の楽しもに取っておき、今回はプチ沢歩きを枯木ケ谷川で先取りしました。ホントにプチ沢歩きです。
標高差もあまり無く、いろんな楽しみが味わえるのがこの山域の魅力です。
大池の集落から天下辻方面を眺める。峠はそれほど標高差はなさそうです。
この看板通り左に曲がります。真新しい標識なので去年あたりに設置されたものかな。
天下辻の四つ角、日が当たっていることも影響しているが、この地域では最も重要なポイントです。また、武庫川、加古川の分水嶺でもあります。
三菱雪稜クラブの活動にはいつも頭が下がります。
アヒルがハンギングされています。ここからの道は「太陽と緑の道#12」です。
この景色は心を穏やかにさせてくれます。このために歩いているようなものと言えます。
峠の小径を使って右俣平へ出ます。
途中、例の橋が目に入ったので撮影。昔の賑わいが想像できる道幅でしっかりとした作りの橋です。
*Googleの仕様変更で画像が表示できない状態です
古倉尾根は以前寄せてもらいました。その時はこの標識分からなかったので、ヤブ漕ぎをした記憶があります。
右俣平にある全体図を確認して、ルートを確認。
ここ北尾根取付き点から登ります。始めはそうでもありませんが、段々と急登になり。汗がでます。
稜線にでると一転、明るく歩きやすい道です。
鉄塔は何時も地図読みの重要ポイント。この架線にそって道があります。
電線の監視用の道だろうか?
枯木ケ谷池のあとに回る予定の小倉山とそこへの稜線が見えます。
ところどころ崩落している箇所もありますが、支障はありません。
分かりやすい道標。これがないと分岐をどういけばいいのか、悩むと思います。
この尾根もいつか歩きたい。
北尾根を目指しています。
鉄塔からも景色が良い!
こちらは屏風谷と天下辻方面。こう見ると緑が深い、秘境感が漂っています。
沢筋に降りてきました。この奥を目指して遡行します。
ここは枯木ケ谷出合。
穏やかなな流れの沢でした。終始濡れることもなく、高巻きするところもなく、プチ沢歩きでした。
翠澪ノ滝(すいれいのたき)というそうです。
石積ノ滝(いしずみのたき)。名前の通り、昔のため池用の堰堤後ですね。石積みが決壊した跡です。この後に鉄仮面ノ滝がありました。
アオキ
谷の上部はあまり高低差がありません。
尾根への取付き点標識
炭焼釜跡 炭を運ぶ道があるのでアクセスが少し楽なのだろう。昔はこの炭を都市部まで運び、現金収入を得ていたのだと想像します。
枯木ケ谷池 夏にはじゅんさいがとれるのだろうか?
北方道。4輪(ジムニー)も通る立派な道です。
ここは黒甲越に進みます
手描きの「太陽と緑の道」標識
黒甲越 道標が黒く塗られている
今まで気づかなかったタイプ
黒甲越東道 静かです
中尾根、黒甲尾根もいつか行ってみたい。
戻ってきました。この屏風川中俣A沢の上が、天下辻です。
神戸市北区にあるこの屏風川流域は”神戸の秘境”にふさわしい自然環境です。毎回、歩くたびに長く残ってほしいと思います。今日もハイカーとはどなたも出会いませんでした。